ピアノとソプラノサックスのクールな音色がこれからの季節の清涼剤として機能しそう。マイルス、ルグラン、バッハなどを取り上げているが、個人的にはウェイン・ショーター『フォール』の息をのむ美しさ!
・France Jobin『The Illusion Of Infinitesimal』
前作『Valence』の2曲目で印象的に用いられていた単音のピアノが本作でも1曲目序盤に現れる。前作と比べると、ドローンの隆起だけでなく、ハーモニックなループによって成り立つ部分も多く、ミニマルな中にも遷移を感じさせる。
・Kyoka『IS (Is Superpowered)』
IS (Is Superpowered) [ボーナストラック1曲DLコードつき]
- アーティスト: Kyoka
- 出版社/メーカー: p*dis
- 発売日: 2014/03/16
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ラスターノートンから待望のフル・アルバム。モノトーンなジャケ写とは裏腹にキッチュな声ネタが飛び交うポップで能動的な好内容。
・Kris Davis『Capricorn Climber』
Kris Davis(p), Ingrid Laubrock(ts), Mat Maneri(vla), Tom Rainey(ds), Trevor Dunn(b)
入手したのは去年、どうにもピンと来なくてあまり聴いていなかったのだが、最近になって共演の多いMary Halvorsonや本作にも参加しているIngrid Laubrockの作に惹かれ、その流れで聴き直してみたらハマった。捻じれたタイム感の演奏が堪能できる。
・Greg Davis / Jeph Jerman『Ku』
Room 40の作品はちょこちょこ集めているのですが、その中でも特に気に入った一枚。自然を模した即興演奏。輪郭が際立つ耳を澄ます(清ます)音。