LL

LL

20141231

 

年間ベストからもれたもの。その3を。

 

 

・Matt Brewer 『Mythology』

 

ミソロジー

ミソロジー

 

 幻想的な1曲目で完全にやられた。スティーブ・リーマンの参加に惹かれて聴いたのですが、他のメンバーの演奏にも大きく惹かれ、ここから辿る形でマーク・ターナーダヴィ・ビレージェス(共に今年ECMからリーダー作をリリースしています)もよく聴きました。人脈を交差させるような人選でありながら、作品自体のまとまりもすばらしく、この人の求心力の高さを感じさせます。

 

youtubeにないのが惜しい…。

 

 

 

Marko Churnchetz 『Devotion』

 

Devotion

Devotion

 

 ネット上で種々の年間ベストをチェックする中で出会った一枚。オーソドックスな形態を維持しながら、その中で目一杯のプレイヤビリティを見せつけてくれるような、非常にストレートな魅力に満ちたジャズ。ネット上で知った際にはドラムのジャスティン・ブラウンをピックアップする形で紹介されていたのですが、私の耳は(Steve Lehmam Octetでもグループに馴染んだ最高の演奏を聴かせてくれた)マーク・シムにより惹きつけられました。(私はジャズ系の音源に接する際、盤選においても音を聴く段階でも、サックス奏者を中心に捉えてしまうクセがあるので。)

 


Marko Churnchetz 4 feat. Mark Shim, Chris Tordini & Justin Brown:::::::Risk Free - YouTube

 

 

 

・Michel Doneda 『Everybody Digs Michel Doneda』

 

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タイトルもジャケも思いっきりエヴァンスのパクりですが、中身はとても真摯なサックスソロ。ミシェル・ドネダはとても好きな演奏家で今まで10作ほど聴いてますが、ソロ演奏に接するのはこれが初めて。ずっとこれが聴きたかった。環境、空間がもつ表情を炙り出すような音、演奏。

 

試聴

http://www.ftarri.com/cdshop/goods/relativepitch/rpr-1027.html