Myra Melford(p,melodica), Ron Miles(cornet), Liberty Ellman(g), Stomu Takeishi(b), Tyshawn Sorey(ds)
JOEさんのブログ記事で知り、リバティー・エルマンとタイショウン・ソーレイの参加に惹かれて聴いてみた作品。
リーダーのマイラ・メルフォードに関しては名前を聞いたことがあるくらいで、作品を手に取るのはこれが初めてになります。
Discogsを見てみるとと90年代から地道に作品を発表し続けている様子で、中にはハン・ベニンクとのデュオ盤なんていう気になる一品も。
肝心の演奏ですが、個人的には各ソロイストよりも終始タイショウン・ソーレイのドラムに耳が惹きつけられます。
John Escreet『Consequences』でも感じたのですが、明るい/暗いといった単純な形容から逃げるような曲調に彼のドラムが加わると退廃的な重厚さが生まれてやけにかっこいいんですよね。今作の1曲目なんか正にって感じです。
Liberty EllmanとStomu Takeishiが参加していることから、Henry Threadgillのグループと通ずる部分があるんじゃないかと思いをめぐらしながら聴いてみるのですが、そんな小賢しい推測を毎回のごとくキレイに吹き飛ばしてくれる大活躍のドラミング。最高です。
↓ こちらの動画でもタイショウン・ソーレイがフレームインしてくるとニヤニヤしながら見入ってしまいます。