LE CHANT DES BALEINES - RECORDINGS OF WHALE SOUNDS / SONGS FROM THE DEEP - LOS APSON? Online Shop
今月はApple Musicが始まったおかげでついついストリーミングでつまみ聴きするみたいな時間が多くなってCD買う量も前の月と比べると大分減った気がするんですが(それでも数えてみたら15枚くらいは買ってた…)、そんな中でもこれはTwitterで流れてきた情報で知って試聴するなり即注文してしまった1枚。後で調べてみたらApple Musicにあったんですけどねw流石というかこんなんまで聴けちゃうとちょっとおそろしくなってきますね…。
クジラの交信音を記録したCDってことで、まぁフィールドレコーディングものですね。リリースは今回注文したロスアプソンってお店が推しているらしいレーベルFREMEAUX&ASSOCIES(フレモー&アソシエ)から。うーん全く知らないレーベルです…。 こういうクジラやらイルカやらのフィールドレコーディングってことでは以前からHeike Vester『Marine Mammals And Fish Of Lofoten And Vesterålen』を愛聴してたこともあってそのコンセプト自体には別段珍しさも感じなかったんですが、Heike Vesterの盤が非常にクリアな録音であるのに対してこちらは録音の古さ(何度か再発されている作品のようでオリジナルのリリースが何年かはわからなかったのですが、Apple Musicに登録されている2種類のバージョンのうち古い方のリリース年が1992年となっているので録音はそれより前だと思われます)やそれに伴う機材の事情なのか、ロウファイな音の質感とモノミックスな中に群れの交信音を捉えたということなのか混線気味といっていいほど多くの音が詰まっていて、それが理由なのかわかりませんけど結果としてすごく昔の(誰々っぽいというよりは架空の)電子音楽っぽく聴こえるんですよね。どっちがいいってものでもないと思いますがフィールドレコーディングに自然さを求めるならHeike Vester、うまく表現できないですけど音楽として聴いたときのかっこよさみたいなものを求めるならこの『Le Chant Des Baleines~』かなと。まぁ詰まる所どっちも持ってる自分勝ち組ってことです。
電子音楽好きでこういうクジラやイルカの生物録音聴いたことないって人は絶対損してるんでチェックしたほうがいいですよ。
Apple Musicで聴けちゃうんで是非。おそらく再発版ってことなんでしょうけど2バージョンあったんでどっちも貼っておきますね。まぁ音は変わらないと思いますが。上が1997年、下が1992年のものです。
↓ Heike Vesterの作品もとてもいいので併せてチェック是非。迫力には欠けますがアンビエント的に聴くならこっちです。
こちらからデジタルでも買えます。
http://www.gruenrekorder.de/?page_id=382
Los Apson?ってお店は今回初めて使ったんですが、中南米モノから今回紹介したようなフィールドレコーディングまで面白い品揃え。実店舗もあるみたいなんでいつか行ってみたいなー。