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Drøp『Vasundhara EP』

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いやーよかったけど物足りなかったですねーMステ、アンダーワールド、Born Slippy。

それとは関係は全然ないんですけど、最近テクノ的なのよく聴いてまして、個人的にバッチリなの見つけちゃいました。

インダストリアル/エクスペリメンタルなテクノを中心にリリースしていくと思われるベルリンのレーベル“Arboretum”(同名のアート集団が立ち上げたものらしい)のカタログ1番。2014年作。

Drøpというアーティストについてはあまり情報が出てこなくて、個人のアーティスト名義なのか複数人によるユニットなのかすらわからないんですが、内容がすごく良かったのでとりあえず紹介しときます。

冒頭にも書いた通りというか、インダストリアル/エクスペリメンタルなテクノで、本作にリミックストラックを提供、収録されていて、マスタリングにも関わっているDadubや、そのDadubも作品をリリースしているLucy主宰のレーベルStroboscopic Artefacts辺りにとても近い作風。

レーベル名にもなっている“Arboretum”は樹木園という意味らしいんですが、これ私がLucyのセカンド・アルバム『Churches Schools And Guns』を聴いて抱いていたイメージそのものなんですよね。個人的に『Churches~』は今まで聴いてきたテクノのアルバムで間違いなくトップクラスに好きなアルバムだったりするので、どおりでしっくりくるわけだなーと。レーベル名だけでなくこの『Vasundhara EP』も『Churches~』にかなり近い音だと思いますし(歪んだパッドの用い方とか、IDMグリッチ的な音使いがところどころあるとか)。ダンスっていうより舞踏って感じの雰囲気ある2曲目、ノイジーな音の洪水と強いビートがかっこいい3曲目とか最高だし、Dadubのリミックスも完璧な仕上がり。

紛れもないテクノなんですけど、音響的な創意工夫が随所に感じられるので本当にたまにしかクラブに行かない(行けない)私みたいな所謂リスニング派の需要にもバッチリ対応したものになっているので、そういう皆さんも是非って感じです。

レーベルの2番のMogano『Sycomore EP』も同系統な路線のテクノで、こちらに引けを取らない素晴らしさでしたし、レーベル内の別路線?のHanami SeriesとしてリリースされているØe『Unseed』もこの人らしい良質なアンビエント作で、本当にこの“Arboretum”要チェックですね。既に今年Honzo『Melancholia EP』っていう作品がレーベルの3番として出てるみたいですけど、日本にはまだ入って来てない?しbandcampにもまだアップされてない…まぁ楽しみに待ちます。