先日アップした2016年間ベスト(1~20位)の続きというか次点作品のまとめ的なやつです。30枚選んで順位も付けたんですが、21~35辺りまではともかくそれ以降はどっちがより好きとか自分でもよくわからないので、なんとなく今の気分でそうなったくらいのいい加減なものです。画像がbandcampやyoutubeなどの試聴ページへのリンクになっています。
21. John Butcher, Thomas Lehn, Matthew Shipp『Tangle』
フリー・ジャズ/フリー・インプロヴィゼーション。マシュー・シップのピアノの一音目から凄まじい。
22. ともこ一角『ロムエ』
ポップス。感想はこんな感じ。
23. Gigi Masin『IL SILENZIO DEI TUOI PASSI』
アンビエント。ジジ・マシンはもうこれだけあればいいやってくらい気に入った。
24. Claire M Singer『Solas』
ドローンを多く用いたポスト・クラシカル作品。空間と音の切り離せなさを感じた。
25. Francisco Meirino『Dissension』
ミュージック・コンクレート。2016年のメイリノは本当に素晴らしかった。カセット作品だけどデジタルはNYPで落とせるんでお気軽に。
26. Thomas Tilly『Test/Tone Documents』
サウンド・アート/実験音楽。インスタレーションの録音作品らしいですが、この人のフィールドレコーディングだったりミュージック・コンクレート制作の手腕が十分に発揮された聴き応えのある作品。
27. Yann Novak『Ornamentation』
サウンドアート/アンビエント。Yann NovakがまさかこのタイミングでTouchから出すとは。やってることはずっとそんなに変わらないと思うけどいいものはいい。この人はあんまりミュージシャンって感じがしないのが面白い。
28. Nakama『Grand Line』
図形楽譜を用いた演奏。最初は掴みどころないような印象だったけど、スピーカーでデカい音で聴いたら音自体の迫力にブッ飛ばされた。怖い。
29. Ntogn『Sathurnus』
ディープでミニマルなテクノ。1曲目の素晴らしさに尽きる。NYP。
30. Kris Davis『Duopoly』
アヴァンギャルドなジャズ/インプロヴィゼーション。様々な奏者とのデュオ集。ビル・フリゼール、クレイグ・テイボーン、ドン・バイロンとのデュオが特に好き。
31. Joachim Nordwall『THE MESSAGE IS VERY SIMPLE』
フィールドレコーディングと持続音を主に用いたアンビエント作品。鎮静を感じる。今年のEntr'acteはどれもこれもイマイチよくわからない…って感じだったけど、最後にすごくいいの出してくれた。
32. Andy Stott『Too Many Voices』
エレクトロニック・ミュージック。これについては上半期ベストで取り上げたのでそちらを。
33. Seiho『Collapse』
エレクトロニック・ミュージック。夜のドライブの定番みたいになってた。
34. Sergio Krakowski『Pássaros : The Foundation Of The Island』
現代ジャズ/南米音楽。感想はこちら。
35. ILLEGAL CROWNS『ILLEGAL CROWNS』
コンテンポラリー/アヴァンギャルドなジャズ。終始不思議な味のある演奏。
36. Klara Lewis『Too』
コンクレート的な感性、手法とアンビエントとしての機能性をすごく上手く溶け合わせてる作家だと思う。傑作。
37. Basic Rhythm『Raw Trax』
テクノ。怪しさがあってよかった。
38. Dante Boon『for clarinet (and piano)』
現代音楽。 ヴァンデルヴァイザー楽派。
39. Tetuzi Akiyama / Makoto Oshiro / suzueri / Roger Turner『Live at Ftarri』
即興演奏。よくぞこの組み合わせを思いついた!って感じ。素晴らしい。
40. Hanno Leichtmann & Valerio Tricoli『The Future Of Discipline』
実験音楽/ミュージック・コンクレート。すごく期待してたのもあって最初は収録時間が短いとか、ひとつの作品っていうより実験の記録的な趣があるところとかEntr'acteらしいといえばらしいんだろうけど…みたいな感じで細かな文句のほうが先に浮かぶ感じだったけど、しばらく聴いてたらこれはこれでいいと思えるようになった。
41. Dan Weiss『Sixteen: Drummers Suite』
コンテンポラリー/アヴァンギャルドなジャズ。これについては上半期ベストで取り上げたのでそちらを。
42. Angharad Davies, Rhodri Davies, Michael Duch, Lina Lapelyte, John Lely, John Tilbury『Goldsmiths』
現代音楽と即興演奏のシーンで活動する奏者らが集まった一枚。作曲作品3つと即興演奏を1つ収録。メンバーの豪華さに違わぬ演奏で素晴らしかった。
43. Julian Shore『Which Way Now?』
現代ジャズ。これについては上半期ベストで取り上げたのでそちらを。
44. Esperanza Spalding『Emily’s D+Evolution』
ジャズミュージシャンが演奏する、様々な黒人音楽、ロック、ポップスの入り交じったような作品。折に触れてよく聴き返した。
45. tricot『KABUKU EP』
サマソニで初っ端ブチかましにきた「節約家」の漲ってる感じが忘れられん。
46. Radian『On Dark Silent Off』
これこそがポスト・ロックなのでは?ってくらいポスト・ロックを感じた。
47. G.H.『Housebound Demigod』
エレクトロニック・ミュージック/インダストリアル。低音エグいのでクラブで浴びたい。
48. Melina Kriegs『Human Experience』
ディープ/ミニマルなテクノ。落ち着いたトーンがいい。同じレーベルから出てるQeel『Internal reality』もよく聴いた。
49. Stephen Cornford & Ben Gwilliam『On Taking Things Apart』
実験音楽/機械録音。好きな人にはたまらない。
50. Flin Van Hemmen『Drums of Days』
これについては上半期ベストで取り上げたのでそちらを。