このひと月でよく聴いたものを。
・Desolate Horizons『We'll Never Fade Away』
普段bandcampでディグみたいなことをあまりしないためname your priceものには疎いので、各種年間および上半期ベストなんかで取り上げられてるもので上澄み掬わせてもらおうかと。これはそんな感じでチェックしたなかで一際気に入った一作。大容量で高品質なアンビエント/シューゲイザー。BelongとかJefre Cantu-Ledesmaなんか好きな人(自分)にはたまらない音じゃないでしょうか。
・Donny McCaslin『Soar』
ダニー・マッキャスリンはこれ以前にいくつか聴いてたんですけど断トツで気に入りました。ちょっとこれについては書いておきたいことがあるので後で個別に取り上げるつもりです。
・John Escreet『The Age We Live In』
Apple Music始まって最初にチェックしたのがジョン・エスクリートの諸作でした。これはギターのウェイン・クランツの参加が効いていて、あまりジャズでは感じることのないようなメタリックな質感、イメージもあってかっこいいです。ジョン・エスクリートのアルバムはどれも一枚の作品として本当によくできているのでオススメです。
今月に入ってやっとチェックできたバジンスキーの新作。相変わらず素晴らしい。ピアノ・アンビエントの正しいかたち(?)
↓ おいおいyoutubeにもフルで上がってるのかよ。
・Brandlmayr, Dafeldecker & Fennesz『Till the Old World's Blown Up and a New One Is Created』
Till the Old World's Blown Up and a New One Is Created
- アーティスト: Fennesz/Dafeldecker/Brandlmayr
- 出版社/メーカー: MOSZ
- 発売日: 2008/11/04
- メディア: MP3 ダウンロード
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また来るらしいっすねフェネス。MEGOのイベントで。オルークと共演予定みたいでしかもPITAも出演予定とか。あークソ見たい。
これはめちゃくちゃ素晴らしい作品なんでフェネス好きで聴いたことない人は絶対チェックですよ。特にタイトルトラックは演奏家としてのクリスチャン・フェネスが見れる感じ、かな。
↓ この曲はよりいつものフェネス色強し。なんか今聴くと『Bécs』のプロトタイプのようにも聴こえるなぁ。
・Pete Robbins『siLENT Z Live』
Twitterで交流させてもらってるnyrakanyaさん作のJazz Songプレイリストで知ったピート・ロビンス。白人アルト奏者って聞いて自分がすぐ思い浮かべるそのままのような音を出してて一発で気に入った。この人は作品は他にも多くApple Musicで聴くことができるので、そこチェックするのが当分の楽しみ。
↓ Tyshawn Soreyの叩きっぷりも貢献大ですね。
・内橋和久『Flect II』
アルタードステイツだったりダクソフォン奏者としてだったり、もちろん即興演奏家としても多彩な内橋さんですが、Flectは音響重視のギター・ソロ・プロジェクトみたいな感じなのかな。普通ギター・ミュージックと聞いて想像される音とは離れていると思うけど、いやいやこれこそギター・ミュージックでしょって気もする。サーストン・ムーアのあの発言じゃないですけど、ギターって本当に色んな音出る(出てる)んだなぁって。
・Uffe『Radio Days』
これもいろんな方の上半期ベストで何度か目にしてApple Musicにあったのでよく聴いてたんですが、調べてみるとLP(とデジタル)のみのリリース作品だったんですね。普段よほどのことじゃないとLP買わないのでこういうリリース形態のものが手軽にチェックできるのは正直助かります。これはライトなハウス(?)/ベースミュージック的なトラック集。
↓ この曲はチル/ハウス化したジェイムス・ブレイクみたいな。いい。
・Satomimagae『koko』
timanyamaaaさんの上半期ベストで知った一枚。bandcampでは3曲のみ試聴可能だったんですがApple Musicでは全曲聴けます。
・Jeff Bridges『Sleeping Tapes』
Twitterでフォローしてるpshandyさんって方のツイートで知った作品。Jeff Bridgesって方は普段は俳優さんとか。その渋みがかった声によるポエトリーリーディングと映画音楽的な背景音が織りなすアンビエントさが本当に眠れる。超いいです。リンク先からフリーダウンロードできます。