2015年の年間ベスト、いよいよ15位から1位までです。
50位から31位まではこちら
30位から16位まではこちら
画像がYoutubeなどの試聴音源へのリンクになっています。
【15】Fraufraulein (Billy Gomberg & Anne Guthrie)『Extinguishment』
共に米国の音楽家であるBilly GombergとAnne Guthrieによるユニットの二作目。距離感の上手く掴めない淡くくすんだフィールドレコーディングや話し声、歌声、リバーブのかかった物音、などの音の層に加え、打楽器のように響くベースギターのハーモニクスや、船の汽笛のように響くフレンチホルンといった楽器演奏も用いた結構なんでもありな作風。楽器の音が入っていることもあってか音がリアルタイムに重ねられていっている感じもあるんですが、それらの音、手法を用いて描かれるのが「水辺の記憶」というか、その土地に染みついた様々な人、もの、こと、の残り香を断片的に掘り起こしてサウンドスケープ化したような、儚げな情景を常に思い浮かばせるようなもので、精妙に作りこまれたコラージュ絵巻としての鑑賞が可能なものになっています。
【14】Apartment House『James Saunders - Assigned #15』
イギリスの作曲家James Saundersの楽曲を演奏家集団Apartment Houseが演じたアルバム。1曲45分。なおJames SaundersはApartment Houseのメンバーでもあるため、短波ラジオで演奏に参加しています。聴き心地はドローンに近いのですが、各楽器の発音は断続的なものが多いので、サウンドスケープといったほうがいいのかな。聴いていると「仄暗い水の底から」っていう形容が頭に浮かんでくるような響き(ただしホラー感はありませんのでご安心を)。音の関係性がほぼ変化しないので正直かなりダレるんですけど、前述したような仄暗い像の掴めない場所から響いてくるようなサウンドの立ち上がりに、それだけでこの位置に置きたくなるほど魅了されました。抜けそうな床の上を歩く際の板の軋みや、その具合を足先で感じとり察知しながら歩く際の身体感覚を想起させるような、ヴィオラやシンバルの擦音、カタカタと小刻みに震えるチェロやパーカッションなどが、視界をマスキングするようなオルガンのドローンと短波ラジオのノイズの中をユラユラと彷徨い歩くように現れ、横切り、姿を消す、そんな描写的にも思える音の連なりには、停電した建物の中で距離感の掴めない他者の動きを音で探っているような光景、心持ちを呼び起されたりも。
【13】Joe Panzner『Tedium』
Greg Stuartとのコンビでのリリースが多かったけど今回はソロ。この二人は今一番好きなノイズ作家。この二人の音からは、(音をよく聴いてるだけで他の事をあまり知らないからかもしれないけど)思想や思念を排除したようなクールさを感じるし、だからこれだけ思いっきりノイズやっても重さやドロドロジメジメしたありきたりなアングラ感みたいなものがない。ハーシュノイズ的に攻めるところも音の動きがわかりやすく聴き取れるのがいい。
【12】Inner8『Inner8』
テクノデュオDadubの片方のソロ。歪んだ音使い、前のめりなビートがめちゃくちゃかっこいい。最初と最後と中間部にドローントラック挟む構成もとてもいい。テクノを褒める時って踊れるとか心地いいグルーヴとか体感的な表現になることが多いと思うんですけど、これはとにかくまず“かっこいい”って感じ。この表現が似合う。
【11】Koenraad Ecker『Sleepwalkers in a Cold Circus』
昨年のDigitalisからのアルバム『III Fares The Land』も素晴らしかったベルギー人サウンドアーティストの二作目。EMS Synthi100の電子音を中心に、弦や管楽器、マイクを極端に近づけて録音されたという物音、フィールドレコーディングなども用いて単なる音やフレーズ以上曲未満といった具合の楽想を作成し、それらを一曲の中で突然切断したり無音を挟んでフェードインさせたりすることで非常に足元の覚束ない正にタイトル通り「夢遊病」的なサウンドスケープを描いています。Synthi100による無表情な電子音によるマシニックで、ゆえにただただ快楽的でもある音響パートと、ゆっくり煙が立ち上るように現れる楽器音による情景描写的なダークアンビエント(?)なパートの、それぞれが持つ別種の不穏さの対比も効果的。いくつものパートが現れては消えるって構成の曲が並んでるので、聴いていると今何曲目なのかわからなくなりますし、集中して聴くととても疲れますが、それも「夢遊病」っていうテーマに沿った夢と現実との境界の曖昧さを表したものと思えば、まぁ肯定的に受け取れなくもないですね…。
【10】Imaginary Forces『Low Key Movements』
ひたすら無慈悲にズシンズシンと打ち込まれるビートにノイジーなエレクトロニクスが絡むっていうタイプの音楽でそれ自体は別段新しいものでもないと思うんだけど、今の自分の気分と合ったからなのかなんなのか異様にハマった。6曲目「Wage Packet」や8曲目「Skatta」なんかいやー極悪な鳴りで、容赦なくリスナーを殺しにきてんなってニヤニヤしてしまうほど。Mika Vainio好きは絶対チェックです。あぁこの人のライブ観てみたい。。しかしほんとこのキックの鳴りはなんなんだ…!あー鬼クソかっこいいぞコノヤロー!!
【9】John Butcher『Nigemizu』
これに関しては書きたいことはだいたいこちらに。この人のライブ観れたのは間違いなく今年のメイントピックのひとつだし、ノンPAで聴くソロ演奏の凄さ贅沢さったらなかった…。準備中に軽く出しただけでもとんでもなく良い音なんだもんマジでなんなんだあれは…。
【8】Sprawl『EP 1』
インストグライムの注目株MumdanceとLogosがShapednoiseっていうインダストリアル系(?)の人と組んだユニットのデビューEP。2/3はグライム畑の人なわけだから暴力的なノイズが飛び交う、しかししっかりとしたビートミュージックみたいになるかと思いきや、今作はそういったグライムなどのクラブミュージックで肉体に直接的に訴えかけてくる部分以外の言わばサブリミナルに機能している部分(ノイズ成分とでも言えばいいか…)や、その現場の雰囲気(レイヴ感とでも言えばいいか…)のみを抽出して音響作品化したような仕上がり。全部シンセで作ってそうな音ではあるんだけど、なぜかミュージック・コンクレート聴いてるような気分にさせられるところがあるし、圧倒的な存在感のある低音部にはそれだけでわかりやすいビートの不在をカバーできてしまえるような、クラブミュージックのうま味が詰まったような鳴りを感じるしで、本当にこういうのが聴きたかったというか、今の自分にとって理想的な音楽のひとつと言ってもよさそうなほど気に入ってしまいました。今年のモードは“ミュータント”だったのかもしれないけど、このエイリアン・ミュージック(Mumdanceは自身の音楽をこう表現しているそう)、OPNよりArcaよりかっこいいよ。
【7】Ingrid Laublock Anti-House『Roulette of the Cradle』
今年はリーダ作以外でも多くの作品がリリースされて、追う方としては楽しくもあり、色んな意味で大変でもあったイングリッド・ラブロックのメインユニットと言ってもよさそうなAnti-Houseの三枚目になるアルバム。この作品でこのユニットの音楽が急に変化したり、また大きく飛躍したものでもないと思うんですが、着実に完成度をジワジワと上げてきている様な、聴くほどに味わい深いアルバムでした。音数が多く、各々の音の徒競走的な競り合い(本当にそういう雰囲気なんですw)や、それを急に止めてピアノやドラムの合図で別の種目が始まるような素っ頓狂な展開がおもしろい長尺の2,7曲目も熱演なんですが(特に7曲目5:50辺りからのラブロックのテナーとメアリー・ハルヴァーソンのギターが歪んだ音で並走する場面は超スリリング!)、個人的には比較的静謐な室内楽的な雰囲気を保った3~6曲目がより聴きものかなと。ソロをとっている楽器に変な間で絡むリズム隊以外の他楽器の音(似たようなモチーフを各々違うタイミングで発したり、タイミング合わせてユニゾンしたり…)があちこちから現れては消えるようなところは、聴覚がモグラ叩き的に振り回されるようなおかしさ、掴み切れなさがあります。ソロなどの即興的なパートにおいても、最終曲のリフレインのような“書かれた”パートにおいても感じられるこの人の風変わりなセンスに今年は本当に夢中でした。あと今作にも参加してるMary Halvorsonは今年出したギターソロの『Meltframe』ってアルバムがすごく話題になってたんですけど、個人的には今作の4,7曲目での演奏のほうが好きかなぁ。まぁ『Meltframe』ももちろん好きではあるけれど。
【6】Nicolas Bernier & Francisco Meirino『Fiction』
トーンクラスター聴いてるときのような切迫感を感じさせる強迫的な音の放射と、その(めっちゃメイリノ印って感じの)切断が恐ろしくかっこいい容赦なく無慈悲な音響作品で、ベルニエのどの作品より、もしかしたらメイリノのどの作品よりもこれが好きかもってレベルなんですけど・・・ひとつだけ、これ、レコードよりもCDとかデジタルフォーマットで映えるタイプの音だと思うんだよなぁ~。自分の再生環境がヘボいだけかもしれないけど、Vimeoに上がってる長尺のダイジェスト音源(音がクリア!)のほうがかっこよく聴こえる始末…。
【5】Hiatus Kaiyote『Choose Your Weapon』
オーストリア出身の四人組ネオ・ソウル・バンドの二作目。今年のJTNC周辺の音源ではダントツでハマりにハマった一枚。ネオ・ソウルって書きましたけど、それらしいメロウなパートはもちろんありつつ、プログレッシブに展開する部分だったりのそこからはみ出す部分も多いです。「Shaolin Monk Motherfunk」の4分過ぎからの展開後どんどん熱を帯びていく演奏とボーカル(“ハッ!ハッ!”っての最高)にはロック的なダイナミズム感じますし、シンセの彩りや様々なビートの叩き分けが目まぐるしい「By Fire」、アラビックな感じで始まったと思ったらボーカルのリフレインのバックでどんどん演奏の趣が変化していつの間にかドラムンベース的なビートやゲーム音楽っぽいシンセが挿入されてたりする「Atari(ゲーム会社の名前だそう)」なんかには音楽だけにとどまらず様々なものに積極的に影響を受けていくこの人たちの姿勢がよく出ているし、本当にひとつの枠に収まらない奇妙なバランスで成り立った音楽だなと思います。一番好きな曲はバンド感が最も強く感じられる「Swamp Thing」。歪み気味のファットなベースと、つんのめってるのかモタってるのかわからなくなるくらい大袈裟にズレたタイム感で叩くドラムが合わさって、アルバム中でも最もアクの強いビートで押し切るような曲で、外連味のあるコーラスや歌、誇張したくらいにジャズ的な華やかさを纏って演奏に絡んでくるピアノなど、個々の演奏の技量に耳がいくんですけど、それはこれだけアクの強い演奏を入れ込む枠組みとしての曲が比較的シンプルな構造でできているからなのかなと。その辺のコントロールも巧みですね。
【4】Ropes『dialogue』
女性シンガーachicoとART-SCHOOLのギタリスト戸高賢史によるデュオのファースト・フル・アルバム。これ本当によく聴きました。1曲目「dialogue」は多分今年一番聴いた曲だと思います。今年は引きこもりがちな自分にしては珍しくあちこち出かけることが多かったんですが、あの時の電車の中でも、あそこへ向かうバスの中でも、あの街並みを眺めながら歩いていた時もこれだったし。おそらく、これほど好きな作品でも、当然のことではあるんですが聴く頻度はこれから徐々に少なくなっていくと思うんですけど、だからこそ、いつか、久しぶりにこれを聴き返すという機会が来た時には、最初に鳴らされるギターの4つの和音だけでで2015年を思い出すことができるんじゃないかなと。それだけで自分にとって代えがたい価値を持ったアルバムってことは明らかだし、それだけで十分ですね。私はこのデュオのメンバー二人に関しては何も知らず、関わった音源もひとつも聴いたことがないので、言わばこれは自分の興味の外側にあった作品なんですけど、Twitterで交流してる方がレビュー書いてて、そこで興味持って初めて出会うことができた一枚なので、この場を借りてお礼を言いたいです。ありがとうございます。
【3】Matana Roberts『Coin Coin Chapter Three: River Run Thee』
現在はNYを拠点に活動するシカゴ生まれのサックス奏者・音楽家のマタナ・ロバーツの、Coin Coinというプロジェクトとして3枚目になるアルバム。マタナ・ロバーツは作品を聴くのも本作が初めてで詳しくはないので推測になってしまいますが、基本的にはフリージャズの領域で活動する人だと思います。なんですけどこの作品、比較的なんでもありな感じのあるフリージャズって枠組みの中でも明らかに風変わりな作風で、大雑把に言うと環境音、電子音、オルガン(かシンセ)などの演奏、人の話し声などのコラージュで作られた背景音に本人の歌唱とサックスが混じるというもの。歌声はコラージュに乗るようなかたちで音が近めなのに対して、サックスの音は遠く、背景に混じるようなかたちで収録されていることから、音楽の中心は声なのかなと思います。なにがどうなってジャズ系のミュージシャンからこんな音が出てきたのか全くもって謎なんですけど、単なる環境音や話し声からノイズ的な電子音やら何やらすべてが、音楽に奉仕するような必然的な響きを持ってしまっていることに本当に驚きます。孤独な祈りのような歌唱に始まり、トーンクラスター的なオルガンの和音に酩酊やうめき、そして宣教のようにも表情を変える声が重なる不和を象徴するような部分、鎮静を呼び込むような多重録音のコーラスや子守唄のような歌唱、路上での原始的な喜びに溢れた風景のドキュメントのような響きを有したサックスの演奏、など、グラデーショナルに明暗や喜怒哀楽を行き来する様々な場面を経て、調和の訪れを表すような肯定的な和声感のドローンへ辿り着く構成はシンプルながら身体の内から湧き出るような感動を呼びます。音だけでなくそれが鳴る空間ごと溶かし込んで液状化したブルースとか、ゴスペルの土着成分を培養してできた“環境”音楽とか、この音楽を形容する言葉はいろいろ思いつくんですけど、そのどれもを肯定的に内側に含んでしまうような底なしの包容力を感じる音楽です。私個人はこのマタナ・ロバーツという人とは何から何まで異なった重なる部分のほとんどない人間だと思うんですけど、意味ひとつわからないこの人が発する声にわけがわからないほど心を揺さぶられてなぜか泣きたくなる瞬間がいくつもあって、言葉ではなく音で何かを語るってことの可能性をこれほど盲信させてしまうような音楽もそうないんじゃないかなと。なんというかこの音楽には“すべて”が在ります。めちゃめちゃいい連呼で熱くイチオシしてくれたzu-jaさんに本当に感謝です。
【2】徳永将豪『Alto Saxophone 2』
東京で活動するアルトサックス奏者の二作目。ロングトーン中心の即興演奏(と言っても内容を想像できる人はわずかだろうけど)。私はこの人の演奏は2013年の高岡大祐との共作『Duo/Solo』で初めて聴いて、その管楽器から発せられたとは思えない響きに耳を疑うほど驚いたのですが、今作はその時点から特に表現のダイナミクスの幅に格段の進化が伺えるものになっています。継続的に、微細に変化する中で聴きとれる様々な響きの中でも特に特徴的なのは、やはり冒頭から用いられているフィードバックに近いような(つまりサイン波のような)響きかなと思いますが、この音が本当にすごくて、何度聴いても耳が慣れないというか、再生ボタンを押し音が出て「そうそうこの音」みたいにならないんですよね。大袈裟に言えば初めて聴いた時のように毎回ビビります。即興演奏と聴いて頭に思い浮かべる音は人によって違うと思いますが、これはほぼロングトーン(とブレス)で構成されているため、リズムという概念はありませんし、一般的な意味での音程の変化もごくわずかなので、耳にされた方の中にはこの演奏のどの部分に即興性が表れているのかと疑問に思われる方もおられるかもしれませんが、(これは私個人の考えですが)一続きの発音の中で音色(倍音、重音の操作)、音量など、音の存在を成り立たせるミクロな要素をどう変化させるか(または変化させず維持するか)にそれは十分聴きとれるのではないかなと思います。また前述したフィードバック(≒サイン波)に近いような響きは性格的には非常にマシニックであるはずなんですが、聴覚的にはそう聴こえても体感的には身体性が全く減ぜられることなく感じとれるのが不思議なところ。他の発音部では比較的わかりやすく耳に入ってくる管楽器の音であることを証明づけるような、息の揺れが即座に反映された音の揺れや発音に混じる息の音も、この部分では非常にわずかであるように思うのですが、たとえわずかでもそれが聴き手にもたらす印象の差異(この場合は身体性の有無)というものは決定的なのだなと思います。即興性や身体性の及びうる(というより内在する)領域を顕微鏡的に拡大し発見した演奏とも言えそう。
【1】Carl Michael von Hausswolff『Squared』
これに関しては特に書くことないです。特別目新しいところはない、しかしヤバすぎるドローン。
《総評》
いやーいろんなとこでいろんな人が言ってますけど今年はヤバかったですねぇ。一言で言うと平均点が高い年でした。今回のだと11位からは全部1位みたいなものなんですが(本当にKoenraad Eckerが一位でも全然いいです)、それに続くレベルの作品がとにかく多くて、15~35位辺りの順位決めるのとか相当迷いました。多分一か月後に選ぶと結構変わると思います。こういう年間ベストとかって自分は20枚超えるとだんだん読む気しなくなってくるんで、自分で書く際にもその程度の枚数にすることが多いんですけど、今年はどうしても20,30枚に収まらなくてキリのいい落としどころってことで50って数にしました。これでも泣く泣く削った作品が結構あるのが恐ろしいところ…。あまり意識はしてなかったんですが聴いた新譜の数が例年より多かったみたいで、それもこういった印象の要因になってるのかも。210枚くらい聴いてました(去年はたしか150くらいだったので大分増えてますね)。
聴取傾向にふれておくと、今年はまずここ数年興味の薄れていくばかりだったロックをいいなと思えることが結構あったのが嬉しかったですね。今回のベストに入れたものだと、オウガ、SCLL、Le Volume Courbe、tricot、Ropes、辺りですか。
あとはビートミュージックもここ数年のアンビエント/ドローン寄りだった傾向からすると多く聴いたかな。インストグライムの発見も大きかったですし、最近一番リピートして聴いてるのはKode9『Nothing』ですし、OPNの作風の変化はやっぱいろいろ象徴してるのかなと。
その他のエクスペリメンタル系(あんまりこの分類好きじゃないんですが…)だと、コラージュ性ってのもテーマとして読み取れそう。Matana Roberts、Fraufraulein、John Wiese、Francisco Meirinoなんかはモロにそういう作風だし、Koenraad Eckerなんかもそういう風に聴こえる部分あると思うし、OPNもそうかも。
このブログを最低週一くらいのペースで更新するってのが今年の目標でもあったんですが、それもだいたい達成できたかなと思いますし、こういう風に継続的に音楽について書いたことは今までなかったのでいろいろと発見もありました。なにより自分がどれほどいい加減に音楽聴いてるのがわかった(というかわかってしまったw)のが大きかったです。書こうとして初めて自分が何も考えてないことに気付くということが本当に多かった…。いろいろ考えてるつもりでも、やっぱ何らかのかたちでアウトプットしておかないと、それはつもりで終わってしまうことがほとんどなんだなって。もちろん何も考えずに聴くのが悪いってことでは全然ないですよ。ただたまには、ない頭をこねくり回してよくわからん感想や見当外れな憶測を捻り出すのもなかなか悪くないです。大したものではないですけど、来年もまぁなんかしら書いていくとは思うので、質か量のどちらかは上げていきたいところですね(笑)
その他にも例年になく多くライブに行ったりもして、音楽的にはこれ以上ないってくらい恵まれた一年でした。なのでベストライブとかも気が向いたら書こうかな。
じゃ今年はこの辺で。よいお年を。